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デートDVとは?恋人から受ける5つの暴力

デートDVとは、恋人同士の間で起こる暴力のことです。思い通りにならないとキレて、壁際に押しつけたり、腕を強く握るといった身体的な暴力に加えて、メールやLINEの返信が遅いとキレるといった行動の制限、不機嫌になるのを相手のせいにするなどの精神的暴力などもデートDVに含まれます。

本記事では、デートDVと呼ばれる暴力や対処法などを紹介しています。「デートDVとは何か知りたい」という方は参考にしてみてください。

代表
デートのときの暴力ではなくて、恋人間の暴力をデートDVと呼ぶみたいです。「誰とメールしてるの?」「これ欲しいな」とかがエスカレートしたものがデートDVです。
裏代表
10代の恋愛とか、初めての相手だと何が普通かわからないから、束縛されたりしても「こういうものだ」って思い込んじゃいそうですよね。若いほど恋すると盲目になるから、別れられないっていうのもあるかもしれません。
代表
「うちのバカ息子がすみません」と、身内を悪くいうのは謙遜の一種として許される、みたいな文化が日本にはありますよね。悪いことだって自覚がない加害者も多いと思います。



デートDVとは

デートDVとは、恋人同士の間で起こる暴力のことです。配偶者間の暴力を日本ではDV(ドメスティック・バイオレンス)と呼びますが、配偶者間だけでなく、恋人間の暴力も問題として取り上げられるようになり、これがデートDVと呼ばれるようになりました。

被害者を救済する環境

デートDVは、特に10代や20代の若者の間で深刻な問題となっています。相談窓口を設置している自治体やNPO法人は各地にあります。デートDVの被害者を保護する法律は、DV防止法やストーカー規制法などがあります。DV防止法は、主に配偶者からの暴力から被害者を保護するための法律でしたが、平成26年から同居している恋人間の暴力にも適用されるようになったようです。

代表
加害者も被害者も、「こういう法律がある」ということは知っておくべきだと思います。法律で処罰するためにというわけじゃなく、「これは社会では犯罪なんだ」という自覚を持つことが大事だと思う、という意味です。
裏代表
法律があっても警察はなかなか動いてくれないから、証拠を残しておくことも大事ですよね。私は心配性だから、なんでも日記に書いたり、これから誰と会うって友達に伝えておいたりとか、よくしていました。

デートDVの種類

デートDVと呼ばれる暴力は、身体的なものに限りません。精神的暴力、社会的制限、性的暴力、経済的暴力などもデートDVに含まれます。また、女性だけでなく男性が被害者になることもあります。「別れるなら自殺する」と言って、リストカットの痕を彼氏に見せるなども、デートDVに該当します。

身体的暴力

身体的暴力とは次のようなものです。

  • 思い通りにならないとキレる
  • 物を投げつける
  • 壁際に押しつけて脅す
  • 腕などを強い力で握る

相手を殴ったり、蹴ったりすることは身体的暴力に当たります。また、腕を強く掴んだり、壁際に押しつけたり、物を投げつけたりすることも身体的暴力で、典型的なDVです。投げつけた物が相手に当たらなくても暴力です。

精神的暴力

精神的暴力とは次のようなものです。

  • 趣味や特技をけなしてやめさせる
  • 理由も言わずに無視し続ける
  • 他人の前でバカやデブなどと言う
  • 自分の失敗を相手のせいにする
  • 暴力をふるうのを相手のせいにする

相手を傷つける言動をしたり、大声で怒鳴ったりすることは、精神的暴力に当たります。「デブ」「ブス」といった容姿を否定する言葉だけでなく、「そんなこともわからないのか」なども暴言です。

また、自分が失敗した理由や不機嫌になった理由を相手のせいにすることも精神的な暴力です。「別れたら自殺する」「秘密をバラす」などと脅すことも精神的な暴力に含まれます。

社会的制限

社会的制限とは次のようなものです。

  • メールやLINEの返信が遅いとキレる
  • 自分以外と会うと極端に不機嫌になる
  • 別れたら家族を痛めつけると言う
  • 自分のために大事な約束を破らせる

メールや電話を勝手にチェックして、「〇〇とは会うな」など友達との交際を制限したり、服装や外出先などを指示して制限することなどは社会的制限に当たります。LINEがなかなか既読にならないと不機嫌になったり、「返信は〇〇分以内」とルールを強要するなどの過度な束縛も社会的制限です。

性的暴力

性的暴力とは次のようなものです。

  • 無理やりカラダの関係を迫る
  • 裸の動画や写真を送るよう脅す
  • 避妊に協力しようとしない
  • 見たくない卑猥な動画を見せる

無理やりキスをしたり、身体を触ったりすることは、恋人同士であっても性的暴力に当たります。また、避妊に協力しない、求めに応じないと不機嫌になる、卑猥な動画などを無理やり見せるなどの行為も性的暴力に含まれます。

経済的暴力

経済的暴力とは次のようなものです。

  • お金がないとデート費用を払わせる
  • 高いプレゼントを無理やり買わせる
  • アルバイトをさせてお金を巻き上げる
  • 別れるならデート費用を全て返せと脅す

デート費用を毎回負担させたり、高価なプレゼントを買わせたりすることは経済的暴力です。借りた金を返さなかったり、アルバイトをさせてお金を稼がせたり、逆にアルバイトを辞めさせて金を持たせないなども経済的暴力です。

代表
夫婦間では、「生活費を渡さない」などがDVの典型だそうです。
裏代表
「買ってくれないなら別れる」とか言う女性もいますよね。「別れればいいのに」と思いますけど、借金までしてプレゼントしちゃう男性も多いです。

デートDVが起こる原因

デートDVの原因は加害者側にあります。

  • 束縛することは愛情だと考えている
  • 自分が支配していないと不安になる
  • 暴力や束縛を軽いものと考えている

DV加害者の考え方にはこのような特徴があります。

加害者は、第三者から見れば普通の人で、暴力は悪いことだと自覚しているので、他人の前で暴力をふるったりはしませんが、「好きだったら当然のこと」と考えて、恋人には過度な嫉妬や束縛をして、思い通りにならないと不機嫌になり、何でも相手のせいにしてしまいます。そのため、デートDV被害者も、それを愛情と錯覚したり、悪いのは自分だと考えるので、自分が被害者だと気づかないことも多いようです。

デートDV加害者の特徴

デートDV加害者には次のような特徴があります。

  • 極度の寂しがり屋
  • 気分の浮き沈みが激しい
  • 人の行動をよくチェックする
  • 髪型や服装を指定する
  • 仕事について口出しする
  • 誰に対しても批判的

デートDV加害者も、最初から暴力をふるうわけではなく、少額の金の貸し借り、肩を軽く押す程度の接触が、徐々にエスカレートして暴力に発展することが多いようです。DVをする相手かどうかを見極めるのは難しいですが、そういった最初の兆候があれば、些細なことも周囲に相談しておくことがDV被害を防ぐ対策になると思われます。

デートDV被害に遭ったら

デートDV被害に遭ったときの対処法の例を紹介します。大きく分けて、「加害者を更生させる」「加害者から離れる」の2つのアプローチがあります。DVの原因は加害者にあるので、「被害者が更生する」という方法では解決しません。加害者の要求にいくら従っても、「自分は支配する側」という思い込みをエスカレートさせるだけで、むしろ危険だと思います。

第三者に相談する

共通の友達や家族に相談をして、客観的な意見を聞くことです。「自分が愛情だと思っていたものは暴力だった」「自分が悪いと思っていたけれど悪いのは相手だった」と気づくきっかけになります。

また、第三者の意見には、デートDV加害者も耳を貸すかもしれません。「それは暴力だ」と第三者が諭せば、加害者も自ら反省して更生する可能性もあります。

「周囲に心配をかけたくない」「誰かに相談したことがバレたら怖い」というときは、自治体やNPO法人が設置する相談窓口を利用することもできます。一例として、NPO法人エンパワメントかながわのデートDV110番を紹介します。電話で名乗らずに相談できるので、プライバシーは守られます。男性の被害者や周囲の方でも相談できるようです。

デートDV110番

恋人と別れる

DV被害から逃れるには、恋人と別れることが最も根本的な解決に思えますが、「別れればいいじゃん」と簡単に言ってしまうと、さらに被害者を孤立させてしまう場合もあるため注意が必要です。

被害者は、「悪いのは自分だ」「別れたら周囲に迷惑がかかる」と思い込んでいて、「別れられない」と考えているかもしれません。どんな相談でも同じですが、相談をされたときは、被害者がどう考えているかをよく聞き取ることが大切です。

また、別れるときは加害者が逆上することもあるので、共通の友達などに間に入ってもらうことも有効な場合があります。それもできないときは、弁護士に仲介してもらうという方法もあります。

警察に被害届を出す

身体的暴力や脅迫や恐喝の被害を受けているときは、診断書や会話の録音などの証拠を持って、警察に相談することもできます。同居していればDV防止法が適用されますし、つきまとい等の被害がある場合はストーカー規制法が適用されます。被害届が受理されないことも多いようですが、そのときは弁護士に相談するという方法もあります。

ストーカー規制法のつきまとい等とは、次のような行為です。

  1. つきまとい、待ち伏せ、進路に立ちふさがる、住居等の見張りや押し掛け
  2. 行動を監視していると思わせるような内容を告知したり、相手が知り得る状態に置く
  3. 面会・交際等義務のないことを行うよう要求
  4. 著しく下品または乱暴な言動を行う
  5. 無言電話、拒否されたのに連続して行う電話・FAX・電子メール
  6. 汚物や動物の死体などの嫌悪感や不快感を抱かせるような物を送付したり相手が知り得る状態に置く
  7. 名誉を害するような内容の告知や相手が知り得る状態に置く
  8. 性的羞恥心を害する内容の告知や文書・図画などを送付したり、知り得る状態に置く

出典:ストーカー規制法

肩を突き飛ばす、腕を強く引っ張るなどは暴行罪、暴行によって怪我を負わせた場合は傷害罪、「別れるなら裸の画像をバラまく」などと脅した場合は脅迫罪、恋人であっても合意のない性交渉は強姦罪です。

裏代表
裸の写真をバラまくとか、スマホのおかげで誰でも簡単にできるようになったので怖いですよね。そういうのはデリケートな問題だから、友達に相談もしづらいし、悩んでいる人は深刻だと思います。
代表
「LINEは○○分以内に返信しろ」とかは、友達グループでもあります。SNS投稿を見て、「あいつとは会うな」とも言われるみたいです。スマホの普及で、学校にいないときでも行動が制限されるようになりました。

まとめ

デートDVについてまとめると、次のようになります。

  • デートDVとは恋人の間で起こる暴力のこと
  • 10代カップルの3組に1組が経験している
  • 不機嫌の原因を相手のせいにするのもDV
  • メールを早く返信させるのもDV
  • 壁や物を殴って恐怖を与えることもDV
  • 自治体やNPO法人が相談窓口を設置している
  • 被害者はDV防止法やストーカー規制法で保護される

本記事では、デートDVと呼ばれる暴力や対処法などを紹介しました。「デートDVとは何か知りたい」という方は参考にしてみてください。