LINEやメールの良いところは、開封や返信のタイミングを相手が自由に選べることです。忙しいところを呼び止めて迷惑をかけてしまったり、友達と盛り上がっているときに電話で告白をして、空気が読めないと思われたりする心配がありません。
本記事では、LINEで告白をする高校生男子が知っておくべきポイントを紹介しています。対面で告白することに比べて誠実さが伝わりにくいLINEですが、OKの返事がもらえる確率を少しでも上げるためにできることを紹介します。
女性向けの記事はこちらです。LINEで告白をするつもりの女性は参考にしてみてください。
もくじ
LINEで告白するのはアリか?
「LINEで告白するのはアリか」という議論がありますが、好きな女性と良い雰囲気になって、しかし連絡手段がLINEしかないというとき、対面で告白することにこだわって、わざわざチャンスを逃す必要はないと思います。ここではLINEで告白をするメリットやデメリットについて書きたいと思います。
このような内容を紹介しています。「具体的なポイントだけ知りたい」という方は読み飛ばしてください。
対面のほうが真剣に見えやすい
LINEで告白するよりも、対面で告白したほうがOKがもらえやすい、という傾向はたしかにあります。これは、「本気で言っているのかどうかわからない」というのが主な原因のようです。LINEは、相手の表情や声が見えないので、「もし悪ふざけだったらどうしよう」「マジレスして恥をかきたくない」と心配にさせてしまいます。
対面で告白する場合でも、相手が本気かどうかわかりにくいシチュエーションは嫌われます。たとえば、居酒屋でアルコールに酔った勢いで告白したり、公衆トイレの前など悪臭のする場所でしたりなどです。つまり、対面で告白するか、LINEで告白するかに関わらず、真剣な気持ちが伝わらないと告白は失敗しやすいわけです。
緊張して表情がこわばったり、言葉がうまく出てこなかったりすると、告白するほうは恥ずかしいかもしれませんが、告白されるほうは本気の態度が伝わるので嬉しいはずです。LINEで告白をするときも、「大事な話があるから」と呼び出して、肝心なところだけは対面や電話で伝えたほうが喜ばれると思います。
「恥ずかしいから」という理由はNG
好きな人と対面すると、緊張して顔が赤くなったり、声が震えたり、用意したセリフもうまく言えなかったり、格好悪いところを見せてしまう可能性があります。一方、LINEで告白をするなら、推敲したメッセージが確実に相手に届きますし、なかなか送信できずにモジモジしている恥ずかしい姿を見られる心配もありません。
そういうわけで、一見するとLINEで告白したほうがクールな気もします。しかし、「恥ずかしいからLINEで告白したんだ」と相手にバレたら、余計に格好悪いことになります。ですので、LINEで告白するのは、他にタイミングや連絡手段がないときに限ったほうが良いと思います。
たとえばフィクションでも、これから戦場に向かうのに大事な人に電話がつながらない、命がけの手術を受ける直前の告白、といったシチュエーションでしか、メールやLINEが使われることはないと思います。普通に会いに行けたり、電話がつながる相手に告白するときは、「恥ずかしいんだ」と思われないように注意してください。
好きな男子なら告白の方法は関係ない
ここまで、LINEで告白することの是非について書いてきましたが、好きな男性から告白されたら、それがどんな方法であっても女性はOKと返事をすると思います。対面のほうがOKがもらえる確率が上がる、というのは、付き合うかどうか相手が悩んでいるギリギリのときの話です。
LINEで告白するときのポイントをのちほど紹介しますが、そういった細かいことよりも、たとえば事前に親しい関係になっておくことのほうが、OKがもらえる確率には大きく影響します。具体的には、学校帰りに一緒にたこ焼きを食べたり、休みの日に一緒に遊びに行ったり、といったことを重ねてから告白をしたほうが、成功しやすくなります。
女性のほうが恋愛に慎重ですので、「好きです」といきなり言われても、「まだお互いのことよく知らないし」と尻込みしてしまいます。男性だったら、「可愛いからいいよ」と簡単に決められるかもしれませんが、女性は違います。「遊びに誘うのは付き合ってから」と考えているなら、それは断られて気まずくなるリスクが高いのでおすすめできません。
LINEで女性の好意を知りたい方は、次の記事を参考にしてみてください。
女性が送る脈ありLINEの無自覚な3つの共通点
LINEで告白をするときのポイント
前置きが長くなりましたが、ここからLINEで高校生男子が告白するときの具体的なポイントを紹介していきます。
- 自分だけ熱くならないように注意する
- 手をつないでも抵抗がなかったらOK
- 憧れの相手に告白するときは妥協する
- 大切に読まれるタイミングを狙う
- はっきりと「好き」と伝える
- 縦読みの告白はふざけて見える
- どうして欲しいのか具体的に伝える
- 返信のペースや文字数を合わせる
- 卑屈な表現は使わない
- 返事を保留されたら期日を決める
- 好きになった理由を真剣に考える
自分だけ熱くならないように注意する
女子に告白をして「キモい」「重い」と言われるのは、お互いの気持ちにギャップがあるときです。たとえば、「結婚をしたい」と告白しても、相手も同じように思っているなら重くありませんし、LINEで長文のメッセージを送っても、相手も同じくらいの長さで返してくれるときは問題ありません。
告白をするときは、相手から恋愛対象として見られているのか、いきなり長文を送っても驚かれないか、と注意してください。突然の告白で相手をびっくりさせると、LINEのトークルームが女子会のネタにされてしまうリスクが高まります。
女性に嫌われるLINEの特徴は、次の記事で紹介しています。
未読スルーされるLINEの5つの特徴と片思いのマナー
手をつないでも抵抗がなかったらOK
告白を成功させるために最も重要なことが、事前に仲良くなって恋愛対象として意識してもらうことです。高校生男子が告白に失敗する原因のほとんどは、タイミングが早すぎるせいです。よく知らない男子から告白をされても、「気持ちは嬉しいんだけど、どんな人かよく知らないから付き合えない」と女子は断ってしまいます。
学校帰りにお茶や買い物に誘ってみて、相手が付き合ってくれるのか、確かめてみると良いと思います。相手が誘いに応じる頻度や断るときの態度から、脈ありかどうかは判断できます。向こうからプライベートなことを積極的に話したり、手をつないでも抵抗がなかったなら、もう告白をしても大丈夫です。
憧れの相手に告白するときは妥協する
ほとんど話したことがない相手を好きになってしまい、いつも遠くから眺めているだけ、という場合もあります。告白するまえに仲良くなっておいたほうが良い、と書きましたが、このような憧れの相手をいきなり食事に誘ったりしたら、もうほとんど告白しているのと一緒、というジレンマがあります。
そういうときは、もうそのまま告白をするしかないのですが、「付き合ってください」と提案するのではなく、「LINEで友達になってください」「一緒に食事に行きませんか」とハードルを下げることで、OKがもらえる確率を上げることができます。ふたりの関係性をふまえて、どの程度のお願いなら聞いてもらえるか、ということを考えてみてください。
大切に読まれるタイミングを狙う
LINEで告白をするときは、メッセージを送るまえに相手の状態を把握したおいたほうが良いです。たとえば、練習試合のあとに息が上がっている状態で読まれたり、友達や家族と盛り上がっている場で開封されたりしたら、せっかくのメッセージが台無しになってしまいます。
いきなり恋文を送るのではなく、「大事な話があるんだけど、ちょっと時間をもらえる?」と最初に確認することで、こういう失敗は避けられます。塾やバイトが終わって、自宅でくつろいでいる時間帯を狙うのが一般的です。そして、何度も書いていますが、大切なことは対面や電話で伝えたほうが好印象です。
はっきりと「好き」と伝える
対面や電話で告白をするときも、LINEで告白をするときも、「好き」とはっきり言葉にすることが必要不可欠です。
「最初に知ったときから気になっていた」「一緒にいると楽しくなれる」といった回りくどい表現だけでは満足できません。告白をされるほうは、「私の勘違いだったら恥ずかしい」と慎重になっているので、第三者から見れば明らかな告白でも、素直に受け止められないことが多いからです。
告白のときに何を伝えるべきかは、次の記事で紹介しています。
告白を成功させるために絶対に言うべき3つの言葉
縦読みの告白はふざけて見える
「メッセージを縦に読むと告白になっている」という変化球を使う方がいますが、男子がこれをしてもキモいだけなのでおすすめできません。「告白するなら真剣にして欲しかった」と思われます。
「縦読みをすれば『好きです』になっている」と気づいても、それが偶然なのか、それとも本気なのかは相手には判断できません。「私の勘違いだったら恥ずかしい」とスルーされる確率が高いです。
どうして欲しいのか具体的に伝える
告白とは、相手に好意を伝えることですが、何らかの要求や提案が伴うのが一般的です。「付き合ってください」「デートをしてください」など、どんな内容でも良いのですが、これがないと相手を困らせてしまうことになります。
何度かデートをしたことがある相手に告白するときは「付き合ってください」で良いと思います。ほとんど話したこともない憧れの相手に告白するときは、とりあえず食事に誘うくらいにしておいたほうがOKされやすいかと思います。
返信のペースや文字数を合わせる
これはメッセージのやりとりを何往復も重ねるときの注意点です。LINEの返信ペースや文字数が、相手と大きく違わないように意識することがポイントです。返信がないのに催促のLINEを送ったり、相手が一言しか送っていないのに、長文でプレッシャーをかけたりすると、「キモい」「重い」と思われます。
相手が返信に20分かけたなら、こちらも20分程度時間をおきます。相手のメッセージが3行なら、こちらも3行程度のメッセージを返します。絵文字やスタンプを使っているのが自分だけなら、少し自重したほうが良いかもしれません。このように、お互いの温度差が大きくならないように意識することが大切です。
卑屈な表現は使わない
告白をするときに、「僕なんかでよければ」といった卑屈な表現は使うべきではありません。自信がない男性は魅力的に見えないからです。マナーを守ることは大切ですが、必要以上にへりくだる男性は嫌われます。
たとえば、「こんな商品しかありませんが」と営業をするセールスマンはいません。最初に謙虚な姿勢を見せたとしても、商品に関しては自信満々でアピールするはずです。告白における商品とは自分自身なので、それを価値がないと感じさせるような言動は避けるべきです。
返事を保留されたら期日を決める
告白をしても返事がすぐにもらえるとは限りません。「少し考えさせて」と保留されることもよくあります。そして、そのまま音沙汰がなく、何週間も時間が過ぎたりすると、ものすごく不安な気持ちになると思います。だからといって、「返事はまだですか?」と催促するのは印象が悪く、それが原因で断られてしまうこともあります。
そうならないために、返事を保留されたときは、「いくらでも待つから、いつ返事をもらえるかを教えて欲しい」と伝えて、期日をはっきりさせておくのが良いと思います。そうすれば、「今日は約束の日だけど、返事は決まった?」と連絡をしても嫌らしくありません。
好きになった理由を真剣に考える
自宅でくつろいでいる時間帯を狙って、「大事な話があるんだけど」とLINEを送って、可能なら電話をかけます。そして、「好きです」「付き合ってください」と伝えることは決まっていますが、それだけでは心許ないので、「好きになった理由」を一緒に伝えて誠実さをアピールするのが良いと思います。
告白をするまえに、「どうして彼女じゃなきゃダメなのか」と考えてみてください。「可愛い女子は他にもいない?」「もっと面白い女子もいるでしょ?」と自問を繰り返して、客観的に納得できる理由を用意しておきます。それを一緒に伝えれば、確実にOKがもらえる確率は高くなると思います。
まとめ
高校生男子がLINEで告白をするときのポイントをまとめると、次のようになります。
- 自分だけ熱くならないように注意する
- 手をつないでも抵抗がなかったらOK
- 憧れの相手に告白するときは妥協する
- 大切に読まれるタイミングを狙う
- はっきりと「好き」と伝える
- 縦読みの告白はふざけて見える
- どうして欲しいのか具体的に伝える
- 返信のペースや文字数を合わせる
- 卑屈な表現は使わない
- 返事を保留されたら期日を決める
- 好きになった理由を真剣に考える
本記事では、LINEで告白をする高校生男子が知っておくべきポイントを紹介しました。「OKがもらえる確率を少しでも上げたい」という方は参考にしてみてください。