街コンやお見合いパーティでお互いに好感を抱いても、その後のLINEやメールで温度差を感じさせてしまったり、デートに誘うタイミングを間違えたりすると、せっかくの良縁が途絶えてしまうことがあります。
本記事では、街コン後に送るべきLINEの書き方とドン引きされる具体例を紹介しています。「連絡先交換を恋愛に発展させられない」という方は参考にしてみてください。
何のためにLINEを送るのか
街コンやお見合いパーティで気になる相手と知り合うことができたなら、できるだけ早く、お礼のメッセージをLINEで送るべきです。お礼の連絡が遅れるほど、「私の優先順位は低い」と解釈されます。業務連絡ならばそれでも問題ありませんが、街コン後のLINEは、自分の印象を良くするために送るものです。
- 礼儀正しい印象を与える
- 好感を持っていることを伝える
- デートに発展するきっかけを作る
街コン後にLINEを送る理由は、主に上記の3つです。
礼儀正しい印象を与える
恋愛感情を持てるかどうか以前に、人として接してストレスがないかがまず評価されます。「今日はありがとうございました」は、面白味のない定形文ですが、省略すれば「無礼な人物」と思われてしまうので、やはり欠かすことはできません。
好感を持っていることを伝える
相手に好意を抱いても、それを言葉や態度で示さなければ相手には伝わりません。「もっと話したい」と感じたなら、それをLINEやメールで伝える必要があります。もちろん、「重い」「なれなれしい」「必死すぎて引く」などと思われないために、表現を工夫する必要はあります。
デートに発展するきっかけを作る
相手が女性の場合は特にそうですが、いきなりデートに誘うよりも、先に信頼関係を築いてから誘ったほうが応じてもらいやすくなります。基本的に時間をかければ信頼は得やすくなりますが、相手によってはもどかしく感じることもあるので、「恋愛感情はあります」と早めに示しておくことは必要です。食べ物の話などは、「美味しそう」といった反応が返ってきやすいので、食事に誘うきっかけになります。
女性からLINEを送るのはアリ?
女性は、自分から男性にアプローチすることに抵抗を感じる人も多いようですが、気になる女性から連絡されて嬉しくない男性はいないので、遠慮する必要はありません。もちろん、自分からアプローチをして無視されたり、誘いを断られたりすればショックが大きいので、そういったリスクと天秤にかける必要はありますが、「また会いたい」と思うときは、やはり女性もLINEやメールを送るべきだと思います。
Q.合コン後、女性からお礼LINEがきたら、印象はアップしますか?
はい74.7%
いいえ25.3%有効回答数182件
出典:マイナビウーマン
嫌われるLINEの10の具体例
街コン後のLINEやメールは、基本的に歓迎されますが、次のような内容は嫌われます。「失礼だと感じる」「なれなれしい」「警戒する」など、嫌われる理由はそれぞれ違いますが、「どんなメッセージだとドン引きされるのか」を理解しておくことは重要です。
- 社交辞令に見える
- 敬語が使えない
- 定形的なメッセージ
- 読むのが大変な長文
- デリカシーのない質問
- すぐに返信が必要な質問
- 日記のような内容
- 忘れた頃に送られてくる
- 恋人気取りの内容
- 卑屈すぎる言い回し
社交辞令に見える
「機会があれば会いましょう」「また今度会いましょう」などの言い方は、社交辞令と受け取られる確率が高いです。「予定がわかったら連絡します」という返事も、「このまま返事がなさそうだな」と思われることがあります。「予定を確認して明後日までに連絡します」と、具体的な日時を示すことで、社交辞令ではないと示すことができます。
敬語が使えない
いくら街コンで盛り上がったとしても、知り合ったばかりの他人には違いないので、敬語を使うなどの最低限のマナーは守る必要があります。敬語を使うといっても、相手が上位で自分が下位ということではなく、あくまで対等な相手として敬意を示すということです。あまりへりくだりすぎると、「下心がありそう」と逆に警戒されることになります。
定形的なメッセージ
今日はありがとうございました
また飲みに行きましょう
これからよろしくお願いします
このようなLINEやメールは、手抜きの一斉送信と思われる可能性があります。街コンで話した内容、好感を持ったポイントなど、他の誰かでは書けないメッセージを考える必要があります。「たくさんの相手に同じメッセージを送っている」と相手に思われたら、せっかくメッセージを送っても、ほとんど意味はなくなってしまいます。
読むのが大変な長文
あまり親しくない相手から、いきなり長文のLINEやメールが送られてきたら、誰でも警戒してしまいます。お互いの興味の度合いが同程度なら問題ないかもしれませんが、そうでない一方的な長文は、なんとなくストーカーに発展しそうな雰囲気すらあります。また、単純に「読むのが面倒」「同じ長さで返すのが面倒」と思われてしまうリスクもあります。
デリカシーのない質問
相手の職場や自宅の住所を尋ねたり、過去の恋愛について尋ねたりすると、「デリカシーがない」と嫌われることがあります。「リストカットの痕があったけど大丈夫?」など、コンプレックスを刺激するような発言もNGです。食事に誘うときも同様ですが、「そういう会話ができる関係になっているか」とまず自問することが大切です。
すぐに返信が必要な質問
「もう電車着いた?」「今何してる?」など、すぐに返信しなければならないLINEやメールは、基本的に嫌われます。タイミングを逃すと返信がしづらくなりますし、「好きなときに読める」というメッセージ最大の利点を自ら台無しにしています。お互いにメッセージを頻繁に交換する仲なら問題ありませんが、そうでないなら、やりとりを苦痛に感じさせる原因にもなります。
日記のような内容
「今日は〇〇をしました」「明日も頑張ります」といった日記のようなLINEやメールは、読む側は全く楽しくありませんし、どう返信すればいいか困らせることにもなります。「交換日記をしましょう」という約束をしたなら話は別ですが、基本的に相手にとって有益な情報や相手について知りたいことなど、相手に関連するメッセージを送るべきかと思います。
忘れた頃に送られてくる
お礼のLINEやメールは、できるだけ早く送ったほうが好印象です。後回しにするということは、「あなたの優先順位は低い」と言っているようなものです。また、せっかく盛り上がっていても、時間が経つと冷めてしまうこともありますし、他のライバルに先を越されてしまうかもしれません。
恋人気取りの内容
温泉や遠出の旅行を計画したり、誕生日やクリスマスの予定を確認したりするときは、あらかじめ、そういった特別な時間を共有する関係になっている必要があります。街コンで知り合ったばかりなのに、このようなLINEやメールを送ってしまうと、「なれなれしい」「図々しい」と思われるリスクがあります。
卑屈すぎる言い回し
「僕なんかでよければ」「私みたいなブスは」など、自分を卑下する言い回しは、フォローが面倒くさいので嫌われます。男女とも自分に自信がない人物は魅力的に見えません。また、必要以上に丁寧な言葉遣いは、「そこまでして恋人が欲しいの?」と引かれる原因となります。
好感を持たれるLINEの共通点
街コン後に送るべきLINEやメールのポイントをまとめました。
- 思い出しやすい自己紹介
- 読むのも返信もラクな文字数
- その相手を選んだ理由を説明
- マナーをふまえた対等な関係
- 必要に応じて気遣いの一言
思い出しやすい自己紹介
複数の相手と連絡先を交換すると、メッセージの相手が誰かわからなくなることが多々あります。特にLINEアカウントを本名で登録していない場合は、最初に名前やどんな会話をしたのかを書くと親切ですし、礼儀正しい印象になります。仕事の話で盛り上がったなら、職業を書くのも有効です。
読むのも返信もラクな文字数
最初の1通に詰め込みすぎると、どうしても長文になってしまい読むのが大変ですし、なんとなく同じくらいの文字数で返さなければならないというプレッシャーもあり、相手は返信するのが億劫になりがちです。まずは返信してもらうことを第一に考え、やりとりを重ねながら関係を発展させていくのが堅実です。
その相手を選んだ理由を説明
相手に好感を持ったポイントなどを最初に説明すると誠実な印象になります。「社交辞令ではない」「一斉送信のメッセージではない」というアピールにもなります。このとき注意するのは、説明するのは「また会いたいと思った理由」であって、「付き合いたいと思った理由」や「結婚したいと思った理由」ではないという点です。ここを間違えると「告白」になってしまい、気持ちの強さのギャップに引かれてしまうことがあります。
マナーをふまえた対等な関係
知り合ったばかりの相手ですので、敬語を使うことは当然のマナーです。ただし、求められているのは上下関係ではなく、対等な相手としての敬意です。「敬われたい」と相手が考えているわけではないので、ここに注意すべきです。過剰なへりくだりは、「下心がありそう」「必死感がキモい」「自信がなくて格好悪い」とネガティブな印象を与えます。
必要に応じて気遣いの一言
「終電に遅れそう」「飲みすぎて気持ち悪い」など、相手が煩っていたときは、「大丈夫でしたか?」と気遣いの一言を加えると好印象です。というより、直前にそういった会話をしていたなら、LINEやメールでそのことに触れないのは薄情と思われるかもしれません。
街コン後に送るLINEの例文
街コン後に男性が送るLINEの例文を紹介します。
今日、2回目の席でご一緒した〇〇です。
イチゴの興味深い話、ありがとうございました。
語れるものがある人は良いなぁと思いました。
また話せたら嬉しいです。
デートに誘うときのポイント
街コン後のLINEやメールのやりとりから、デートに発展させるときのポイントを紹介します。
- なるべく早く誘ったほうが発展しやすい
- 話題に挙がった店やメニューを提案する
- 日時や場所やプランは具体的に示す
- デートという単語は重いので嫌われる
- 自然な口実を用意して不安を解消する
- 女性にとって夜や酒はハードルが高い
なるべく早く誘ったほうが発展しやすい
食事やデートに誘うときは、気分が盛り上がっているタイミングのほうが応じてもらいやすくなります。街コンで会っているときに話が盛り上がったなら、そのまま対面で誘うか、お礼のメッセージのときに誘うのがいいと思います。
LINEを続けてから誘うときも、「○日後に誘う」と機械的に決めるのではなく、話が盛り上がっているかどうかで判断するのが合理的です。ただし、慎重になりすぎると「脈なしだ」と誤解されて相手が冷めてしまうため、遅くとも1週間以内に1度誘っておくべきかと思います。
話題に挙がった店やメニューを提案する
会話やLINEのやりとりの中で、食べ物の話で盛り上がったなら、それはデートに誘う口実として利用できます。「美味しそう」「行ってみたい」という反応があったときは覚えておき、お礼のメッセージを送った直後などに、「さっき美味しそうと言ってくれた〇〇ですけど、よかったら今週末に一緒に行きませんか?」と誘うことで、相手に配慮する姿勢を示すことができます。
日時や場所やプランは具体的に示す
「空いている日はありますか?」という漠然とした質問は最悪です。「その日は都合が悪い」と逃げることもできませんし、何に誘われるかわからないまま返事を求められるのはストレスです。どう返信すべきか悩んだ挙句、そのまま音信不通になってしまうかもしれません。そうなると、もう二度とデートに誘うチャンスはありません。
初めて食事に誘うときは、日時や場所を具体的に示すことが大切です。楽しそうかどうか、相手はよく吟味してから返答できるので安心ですし、提案が具体的なほうが断りやすいからです。本当に都合が悪いだけなら、向こうから代替案を出してくれるかもしれません。一度断られても、お互いにストレスなくやりとりが続けられていれば、また誘うチャンスはあります。
デートという単語は重いので嫌われる
社会人ならば、恋人でなくても異性と食事に行く機会は普通にあります。それをあえて「デート」と呼んでしまうと、相手は「何か見返りを求められているんじゃないか」と身構えたり、「『デートをした』と周囲に言いふらされたら嫌だな」と尻込みしてしまうかもしれません。デートという単語は使わず、「食事が目的」という体で誘えば、相手も応じやすくなります。
自然な口実を用意して不安を解消する
「デートしてください」という重いノリは嫌われますが、ナンパのような軽いノリが好まれる、というわけでもありません。重いノリも軽いノリも、「恋愛関係の発展を急いでいる」という点では一緒です。「知り合ったばかり」「もう少し様子を見たい」という前提をふまえて、違和感のない提案をすることが大切です。
「街コンでラーメン好きの人と知り合って、美味しい店を教えてもらったから、一緒に行ってみた」というような客観的に納得できるストーリーがあれば理想的です。「新しいメニューが出たから」「一人では行きづらいから」という理由も、口実として自然です。「高級フレンチをご馳走するから一緒に行かない?」と関係性と不釣り合いな提案をすると、かえって警戒されます。
女性にとって夜や酒はハードルが高い
「よく知らない男性と2人きりになる」「夜遅くまで一緒にいる」「アルコールを勧められる」といったシチュエーションを怖いと感じる女性は多いですが、男性はその気持ちをなかなか想像できません。「一緒に飲まない?」と軽く誘うこともありますが、女性にしてみれば「夜」「酒」はハードルが高いので、ランチに誘ったほうが喜ばれるのはよく言われることです。
まとめ
街コン後にLINEやメールを送るときのポイントは次の通りです。
- お礼のメッセージはできるだけ早く送る
- 挨拶や敬語は最低限のマナーとして必要
- 会話の内容や感想を簡潔に書き添える
- 返信しやすい長さと内容が好まれる
- いきなり恋人気取りをすると嫌われる
- デートの誘いは遅くても1週間以内
本記事では、街コン後に送るべきLINEの書き方とドン引きされる具体例を紹介しました。「連絡先交換を恋愛に発展させられない」という方は参考にしてみてください。