ちょっとLINEが既読にならないだけで「無視されているんじゃないか」と不安になったり、挨拶をしたときに目が合わなかっただけで「昨日の飲み会で怒らせたんじゃないか」と落ち込んだりするのが片思いです。
本記事では、好きすぎて辛い片思いの原因と対処法を紹介しています。「好きな相手の一挙一動に振り回されている」という方は参考にしてみてください。
もくじ
どうして恋愛が辛くなるの?
片思いで気持ちが大きくなりすぎると、次のようになります。
- 他の異性と話している姿を凝視する
- LINEの返信や既読を何度も確認する
- 食欲がなくなって眠れなくなる
- SNSの投稿や友達をチェックする
- 些細なことで傷ついて不安になる
「好きな人に挨拶をしたけど笑顔で返してくれなかった」「もう仕事は終わったはずなのにLINEに既読にならない」など些細なことで傷ついて、不安でじっとしていられなくなります。
「昨日の飲み会で怒らせたんじゃないか」「送ったLINEがキモかったんじゃないか」と被害妄想してしまうからです。「自分に原因があるはず」とすぐに思い込んでしまうので、自意識過剰ともいえるかもしれません。
食欲がなくなったり、夜に眠れなくなったり、身体に不調が現れることもあります。あまり思い詰めると生活に支障がでたり、周囲をドン引きさせる行動に出てしまうこともあります。
原因1.思い通りにならない
誰かを好きになるだけならストレスになりませんが、「私のことを好きになって欲しい」と欲が生まれ、それが思い通りにならないと辛い気持ちになります。
空腹は自分で解消できますが、愛情は相手から与えられるものなので、自分の意思ではどうにもなりません。ただ待つだけ、という状態をもどかしいと感じるのではないでしょうか。
原因2.特定の相手にこだわる
相手のちょっとした言動で激しく浮き沈みしてしまうのは、「この人しかいない」と思い込んでいるからだと思います。ひとつのことにこだわると、過度に緊張したり、精神的に不安定になったりするので、身体に良くありません。
他にも同じような条件の人はたくさんいる、と理解することで気持ちに余裕が生まれます。ストレスから解放されるだけでなく、堂々とふるまうことができるようになるので、好きな相手からも魅力的に見られやすくなります。
原因3.目標が抽象的すぎる
たとえば欲しい時計があるときは、「毎月2万円ずつ貯めていけば、8ヶ月後に買える」と具体的な計画を立てることができますが、恋愛はそうはいきません。「半年以内に彼女を作る」というのは、目標ではなく願望です。
両思いでも、「もっと愛されたい」と感じることがあります。そういうときは、具体的に自分はどうして欲しいのか、と自問する必要があります。毎日電話をしたいのか、一緒に住みたいのか、目標を明確にすることで、「何をすればいいかわからない」というストレスから解放されます。
片思いが辛いときの対処法
相手の情報を視界に入れない
好きな相手から送られたLINEを何度も見返したり、FacebookやInstagramの投稿をチェックしたりしても、一方的な恋愛感情が育つだけで良いことはありません。「私がいなくても楽しそうだな」と落ち込むだけです。
SNSをチェックするのは、「今度デートに誘うから、あの人が好きそうな店をリサーチしたい」など、目的が明確なときだけにするのがいいと思います。
何もしない時間を作らない
部屋に自分ひとりで、何もすることがないと、どうしても好きな人のことを考えてしまいます。
「差し入れをするなら何がいいか」と具体的な計画を立てるなら建設的ですが、「なんであんなに素敵なんだろう」と考えるのは時間の無駄ですし、相手を美化して余計に辛くなります。
音楽や料理など趣味の教室に通ったり、友達と会ったりして、他のことを考えるのがいいと思います。身体を動かすと疲れて眠くなるので、スポーツもおすすめです。
街コンや恋活アプリを利用する
気になる相手を複数人キープしておけば、LINEで返信がこなかったり、告白してフラれたりしても、ダメージが軽減されます。なんとなく後ろめたい気持ちになるかもしれませんが、片思いであれば何も問題ありません。
また、たくさんの異性と話して比較検討できるという意味でも、街コンや恋活アプリはおすすめです。特定の誰かを必要以上に美化すると、その相手にお金や時間をかけすぎたり、他のチャンスを見逃してしまう原因になります。
友達に好きな人のことを話す
食べたメニューを紙に書き出すと食べ過ぎに気づく、というダイエット法がありますが、それと一緒です。友達に好きな人のことを話して、「いつから好きなの?」「どこが好きなの?」といった質問に答えるうちに、客観的になることができます。
また、誰と親しくしているとか、どんな趣味があるといった有益な情報が得られる可能性もあります。誰かに聞いてもらうだけで、不安な気持ちが落ち着くこともあります。
自分に足りない部分を磨く
アプローチをするまえに自分磨きをして勝率を上げておくことが有効な場合もあります。信頼できる異性の友達がいれば、「話をしていて鼻につくところはない?」「メイクやファッションで気になるところはない?」ときいてみるのがいいと思います。
習い事を始めたり、新しい化粧品を試したりするのも悪くありませんが、それが本当に成果につながるのかよく検討すべきです。自分がやりたいことではなく、相手が望んでいることをしなければ、ただの気休めにしかなりません。
交際までの戦略を具体的に練る
「半年以内にデートをする」は、一見すると立派な目標ですが、相手の承諾がないと実現できないので、実はただの願望にすぎません。「デートに誘う」なら目標といえますが、いきなりでは無謀すぎるので、やはり願望と大差ありません。
最初は「会社で会ったら必ず挨拶をする」「挨拶のときに一言だけ何か加える」など簡単な目標でいいと思います。そして、自然に雑談ができるようになったら、「好きな食べ物をきく」「残業中にコーヒーを差し入れする」と徐々にハードルを上げていきます。
やってしまいがちなNG行動
必要以上に相手を見つめる
好きな相手が近くにいると、つい視線を向けたくなってしまいますが、恋愛感情が相手や周囲にバレると距離を置かれるかもしれませんし、相手のことを意識しすぎるのは精神衛生上もよくありません。
用事がなくてもLINEを送る
相手は必要最低限のことしかLINEに書かないのに、自分は無理やり質問をしてやりとりを長引かせたり、相手は返信に半日かかったのに、自分は嬉しくて2分で返したりしていると、「めんどくさい」と嫌われる原因になります。
何でも肯定してしまう
本当は納得していないのに「なるほど」と感心したフリをしたり、興味がないのに「面白そう」と言ったりすると、いつか必ず見抜かれて自分の評価を落とすことになります。意見が違っても、相手に対して敬意があれば嫌われることはないので、素直に反応することが大切だと思います。
プライバシーを侵害する
好きな相手のことは知りたいと思うのが当然ですし、自分は安全な人間だと自分ではわかっていますが、相手にとってはそうではありません。知り合ったばかりの相手に連絡先や住所をきくのは控えたほうがいいと思います。
一緒に出かける約束をしたときも、「迎えに行きましょうか?」と提案して「結構です」と一回断られたら、それ以上しつこくしないほうがいいと思います。飲み会の帰り道が一緒になったときも、「それじゃ、この辺で」と言われたら、自宅までついていかず、そこで笑顔で別れるのがいいと思います。
SNSで自作ポエムを投稿する
自分の気持ちを文章にすることは、客観的になることができるのでいいと思いますが、FacebookやLINEで自作ポエムを投稿したりすると、メンヘラだと思われるのでやめたほうがいいです。
自分の弱みを隠そうとする
「好きな人には格好悪いところは見せたくない」という気持ちが強すぎると、自然と口数が減って会話が盛り上がらなくなりますし、「なんとなく一緒にいて疲れる」と相手に親しみづらい印象を与えてしまいます。
片思いを諦める方法
相手の情報をシャットアウトする
好きな相手が既婚者だったり、告白してフラれたのでもう諦めたい、というときは、相手の情報をシャットアウトするのが効果的です。なるべく自分の視界に相手を入れないようにして、FacebookやTwitterもフォローをやめて、食事に誘われても断るようにします。
他に好きな人を見つける
街コンに行ったり、恋活アプリを利用したりして、他に好きになれそうな人を見つけることも効果的です。すぐには好きになれなくてもいいので、とりあえず不快でなければLINEで連絡を取ってみたり、食事に行ってみたりすることが大切です。
まとめ
辛い片思いの対処法をまとめると次のようになります。
本記事では、好きすぎて辛い片思いの原因と対処法を紹介しています。「好きな相手の一挙一動に振り回されている」という方は参考にしてみてください。