Pairsはたくさんの会員が利用していますが、メッセージは常に1対1で行われます。他の会員と混同したり、質問が重複するような失礼な言動は、ブロックされて当然です。ネットで知らない相手とやりとりをするとき、「自分が安全な人物だと示すこと」「誤解を与えない表現を選ぶこと」は重要ですが、「相手が自分にとって特別であること」と伝えることも重要です。
本記事では、Pairsでメッセージ交換を続けるコツを紹介しています。「初回のメッセージの返信率が悪い」「いつも途中で音信不通になる」という方は参考にしてみてください。
Pairsにおける男女の立場の違い
次の3つのポイントについて紹介します。
- マッチングできる数の違い
- 男性はメッセージに課金が必要
- 男女で盛り上がる時期が違う
マッチングできる数の違い
もらうことができるいいね!数を男女で比較すると、男性平均は20〜30、女性平均は100〜200と格差があります。いいね!は数よりも質が重要なので、単純にこれだけで「女性の方がマッチングに恵まれている」と言い切ることはできませんが、やはり1回のマッチングにかける労力は、男性の方が大きい傾向にあるといえます。
男性はメッセージに課金が必要
男性の無料会員は、マッチング後1通目のメッセージを送ることができますが、女性からの返信を読んだり、2通目のメッセージを送るためには、課金して有料会員になる必要があります。女性は無料会員でもPairsのほぼすべての機能を使うことができるため、このことを知らない女性会員も多いようです。
男女で盛り上がる時期が違う
Pairsに限らずですが、男性は気になる女性を追いかけて、自分のものにするまでが最も気分が盛り上がるようです。一方、女性は男性に心を開くのに時間がかかり、交際が始まって安心してから気分が最も盛り上がるようです。Pairsでも、男性はすぐにでも会いたいと思っていますが、女性は最初は警戒心しかない、というギャップがあります。
メッセージ機能を熟知しておく
Pairsのメッセージ機能について次の4点を紹介します。
- 男性は有料会員のみメッセージが送れる
- 最終ログイン時間は2通目以降見られない
- 未読と既読を見られるオプションがある
- 相手が消えたらブロックか退会か
男性は有料会員のみメッセージが送れる
すでに紹介しましたが、男性は有料会員にならないと2通目以降のメッセージを送ることはできません。女性から返信はできますが、それを読むには有料会員になることが必要です。月額3,480円〜の定額制で、マッチングした会員とは無制限にメッセージ交換ができるようになります。
なお、1通目のメッセージに連絡先や個人情報を載せることはできません。メッセージ内容は運営者にチェックされ、削除されることがあります。男性が無料で女性と知り合うことは絶対にできないようになっています。
最終ログイン時間は2通目以降見られない
Pairsには、相手がアクティブな会員かどうかを見分ける手段として、最終ログイン時間を表示する機能があります。これにより、現在も活動中の相手に絞ってアプローチをすることができるようになります。この最終ログイン時間を改ざんするオプション機能もありますが、別の記事で詳しく紹介しているので割愛します。
Pairsの最終ログイン時間とオンライン表示のオプション機能
未読と既読を見られるオプションがある
Pairsでは通常はメッセージの既読/未読を見ることはできませんが、男性はプレミアムオプション(月額2,980円〜)、女性はレディースオプション(月額2,980円〜)を購入することで、LINEのように既読マークが表示されるようになります。相手がオプションを購入していれば、既読スルーなどがバレてしまいます。
相手が消えたらブロックか退会か
メッセージのリストから会員が消えるのは、相手が退会をしたとき、もしくは自分がブロックされたときです。以前は「退会者を表示」というボタンがあり、これをタッチすれば退会かブロックかが見分けられましたが、現在はブロックでも「退会済み」と表示されるため、完全に見分けがつかないようになっています。
好印象な初回メッセージの書き方
Pairsでは、マッチングしたからといって必ず返信がもらえるとは限りません。特に女性は、毎日たくさんのメッセージをもらっています。「初めまして」「よろしくお願いします」だけの特徴のないメッセージでは無視されることも多いです。
しかし、初回メッセージを工夫して、1往復でもメッセージ交換が成立させられれば、その後もやりとりが続いていく可能性が高くなります。「一度もやりとりをしていない相手」と「一度でもやりとりをした相手」には心理的に大きな違いがあります。
- マッチングしたらすぐに1通目を送る
- 敬語や挨拶などのマナーを守る
- いいね!した納得できる理由を示す
- 返信しやすい質問を含める
上記の初回メッセージで注意すべきポイントを紹介します。
マッチングしたらすぐに1通目を送る
マッチング後、最初のメッセージまで数日かける方もいますが、すぐにお礼の連絡をした方が好印象です。ログインせずにずっと放置していたのなら仕方ありませんが、最終ログイン時間が更新されているにも関わらず、マッチングしたのにメッセージを送らないことは、既読スルーと一緒だと見なされます。
敬語や挨拶などのマナーを守る
いきなりタメ口を使ったり、挨拶もせずに会話を始めるような態度は嫌われます。ちゃんと敬語を使い、いいね!やマッチングに対するお礼を書くと、相手に礼儀正しい印象を与えられます。Pairsの記事でも、いいね!のお礼は初回メッセージに書かれていると好印象、というアンケート結果が出ています。
いいね!した納得できる理由を示す
いいね!を送った理由を示すことは、テクニックというよりも最低限のマナーです。理由がなければ、「誰でもよかった」という意味に取られます。また、「僕も映画が好きなのでいいね!しました」など、他の大勢も該当するような理由では不十分で、やはり「誰でもよかった」と思われるリスクがあります。
「あなたでなければダメだった」と納得できる理由が求められます。「あなたの自己紹介文に〇〇と書いてあって、とても共感したので、話をしてみたいと思いました」というように、外見よりも内面の特徴を挙げると説得力が増します。
返信しやすい質問を含める
好印象を与えたとしても、「どう返信したらいいか」と悩ませるようなメッセージは嫌われます。後回しにされ、他の会員とやりとりが始まり、最終的に忘れられる可能性があります。Pairsでは、リアルな人間関係のようなしがらみがないので、一見して「面倒くさそうなメッセージ」は無視される傾向にあります。読みやすく返信しやすいメッセージが好まれます。
質問をするときは、相手のプロフィールから興味対象を読み取って、答えやすい質問をすることが返信率を高めるポイントです。プロフィールを見ればわかるようなことを質問するのはNGです。答えやすい質問とは、数字や固有名詞、イエスやノーで答えられる質問のことです。たとえば「料理が趣味」とあったら、「料理はいつから始めたのですか?」「得意な料理はありますか?」などが答えやすい質問です。
コツは相手と対面していると想像すること
メッセージ内容を考えるときに、その相手と実際に喫茶店で会っている情景を想像すると、明らかに不自然なメッセージは自分である程度チェックできるようになります。まずは相手のプロフィールを隈なく読み返して、その人物像を頭の中でリアルに再生します。その人形に話しかけるイメージでメッセージ内容を考えます。
第一声から長々と自分語りを始めたり、連絡先などの個人情報を尋ねることはマナー違反です。まずは会ってくれたことに対するお礼、簡潔な自己紹介、そして呼び出した理由の説明などが必要です。相手を生身の人間だと意識するだけで、「礼儀とは何だったか」と思い出すヒントになります。
返信がもらえない主な原因
返信がもらえないメッセージの特徴と理由を紹介します。
- 男性
- いきなり長文で自分語りを始める
- すぐにデートや連絡先交換を提案する
- 絵文字や言葉遣いがダサい
- 返信されてないのに何通も送る
- その他大勢と同じ特徴のない文章を送る
- どう返信したらいいかと困らせる
- 女性
- 相手の文章量に対して返信が短過ぎる
- 挨拶や敬語といったマナーが悪い
- 質問をされても自分のことしか語らない
- 「いいですよ」など偉そうな発言をする
- メッセージの返信が極端に遅い
- 警戒して自分のことを何も語らない
- 男女共通
- 内容のないメッセージを送る
- プロフィールにあることを質問する
- 次々とつながりのない質問をする
男性が返信をもらえない原因
ペアーズで男性がメッセージをもらえなくなる原因を紹介します。
- いきなり長文で自分語りを始める
- すぐにデートや連絡先交換を提案する
- 絵文字や言葉遣いがダサい
- 返信されてないのに何通も送る
- その他大勢と同じ特徴のない文章を送る
- どう返信したらいいかと困らせる
いきなり長文で自分語りを始める
「相手のことを知りたい」「自分のことを知って欲しい」と感じるのは、相手に興味がある証拠なので悪いことではありませんが、相手がまだそこまで乗り気でないときは、「面倒くさそう」と思われるリスクがあるので注意する必要があります。長文を送るときは、あらかじめ相手の関心の度合いを確かめるべきです。まずは3~5行程度の短めのメッセージから開始して、相手の文章量に合わせて返信するのが理想です。
すぐにデートや連絡先交換を提案する
「男性と2人で会う」「男性に連絡先を教える」という行為は、女性にとっては「自分の大事なものを与える」というイメージです。女性に食事をご馳走するときの男性の気持ちに似ています。1通目のメッセージで、「ご馳走してくれませんか?」と女性に言われたら、「ご馳走してもらえるなら誰でもいいの?」と男性はガッカリすると思いますが、マッチング後すぐに会いたいと言われる女性も同じ気持ちです。
絵文字や言葉遣いがダサい
Pairsには色々な会員がいますので、自分と年齢や文化が違う相手ともマッチングすることがあります。慣れない絵文字や言葉遣いは反感を買ったり、気持ち悪いと思われたり、卑屈な印象を与えることがあります。無理に相手に合わせる必要はありません。
返信されてないのに何通も送る
女性の方がもらっているメッセージの数も圧倒的に多く、しかも男性よりも気分が高まるまで時間がかかるため、最初はメッセージの返信がなかなかもらえず、ヤキモキするかもしれません。あるアンケートでは、1人に対して1通/日のペースで返信する女性が最も多い、という結果もあるようです。
その他大勢と同じ特徴のない文章を送る
「はじめまして」「よろしくお願いします」といった定形文だけのメッセージは、何も書かれていないのと一緒です。「手を抜かれている」「他の大勢にも同じものを送っている」と女性は受け取るため、返信をする気になりません。
どう返信したらいいかと困らせる
読みやすく返信しやすいメッセージが好まれます。長文のメッセージは、それだけで「こちらも長文で返さないと」というプレッシャーを与えます。語りたいことが相手にないときは、「何も浮かばないからいいや」と返信を諦めてしまうかもしれません。自慢話や日記風のメッセージも相手を困らせます。質問するときは、相手のプロフィールを見て、本当に興味を持ったことについて尋ねるのが良いです。
女性が返信をもらえない原因
ペアーズで女性がメッセージをもらえなくなる原因を紹介します。
- 相手の文章量に対して返信が短過ぎる
- 挨拶や敬語といったマナーが悪い
- 質問をされても自分のことしか語らない
- 「いいですよ」など偉そうな発言をする
- メッセージの返信が極端に遅い
- 警戒して自分のことを何も語らない
相手の文章量に対して返信が短過ぎる
男性が一所懸命に会話を盛り上げようとしているにも関わらず、質問に対して一言で答えるだけ、「はい」「そうですね」といった返信メッセージでは、「自分だけ頑張っていてバカバカしい」と男性が離脱してしまいます。全員に愛想良くふるまう必要はありませんが、少なくともメッセージ交換を始める以上は、相手に敬意を払うことは必要です。
挨拶や敬語といったマナーが悪い
男性にもいえることですが、基本的なマナーができていない会員は嫌われます。男性は競争率が高いので、必要以上にへりくだったメッセージを送ることもありますが、心から女性を尊敬しているというわけでもありません。タメ口のメッセージが返ってくればイラっとします。
質問をされても自分のことしか語らない
質問に対して一言で答えるだけ、というのは論外ですが、自分のことだけを語って相手に関心を示さないのもNGです。「語りたいことがあるなら、勝手に語ればいいじゃないか」と思うかもしれませんが、自分に興味がない女性に、話を聞いて欲しいと思う男性はいません。興味があるときは、それを言葉にしないと相手には伝わりません。
「いいですよ」など偉そうな発言をする
食事に誘われたときに、「ご馳走してくれるならいいですよ」などと返事をすると、偉そうだと思われて、メッセージが途絶える可能性があります。決定権が女性にあることは事実ですが、あからさまにそれを主張することは避けるべきです。「いいですよ」ではなく、「ぜひお願いします」と社交辞令でも返した方が好印象です。
メッセージの返信が極端に遅い
長時間メッセージを放置されると、「自分は軽んじられている」と男性は感じます。「いいね!に気づくのが遅れる」などは、Pairsの利用頻度が低ければ仕方ありませんが、少なくともマッチング後は「メッセージが届いていないかチェックするのがマナーだ」と考える男性もいます。特に、ログインしたのに返信がない場合などは、反感を買ってしまうリスクがあります。
警戒して自分のことを何も語らない
「どんな仕事をされてますか?」と質問されて、「会社員です」としか答えない女性がいます。いきなり電話番号やLINE IDを尋ねるのはマナー違反ですが、仕事や趣味に関する質問には答えるべきだと思います。あまりに警戒心が強過ぎると、「会話を盛り上げようとする協調性が感じられない」と思われるかもしれません。
男女共通の返信がもらえない原因
ペアーズでメッセージをもらえなくなる男女共通の原因を紹介します。
- 内容のないメッセージを送る
- プロフィールにあることを質問する
- 次々とつながりのない質問をする
内容のないメッセージを送る
内容のないメッセージとは、自分の考えや気持ちが書かれていないメッセージです。「はじめまして」「よろしくお願いします」という定型文、「今日は〇〇をしました」といった日記、「〇〇さんは看護師さんなんですね」といった確認は、すべて送る価値のないメッセージです。
プロフィールにあることを質問する
プロフィールに「職業は看護師」と書いてあるにも関わらず、「どんな仕事をされてますか?」と尋ねたりすることは絶対にNGです。「看護師というのはわかったけど、具体的にどんな業務を担当してるのが知りたい」というときは、そうやって説明しないと伝わりません。
次々とつながりのない質問をする
つながりのない質問とは次のようなものです。
メッセージを続けるために質問は重要ですが、会話を続けるだけのために興味のない質問をするのは相手に失礼です。質問をしたら、相手の答えに対してコメントしたり、自分の答えを書くことが必要です。続けて質問をするときは、相手の発言に対して質問をして、テーマを変えずに深く掘り下げていく方向性が基本です。
理想的なメッセージ交換
ペアーズのメッセージ交換のコツをまとめました。
- 相手が語りたいテーマの話題を振る
- 答えやすい具体的な質問をする
- 感心や共感したことは言葉にする
- 質問をするときに自己アピールする
- できないことは最初に断っておく
- 温度差のない返信を心がける
相手が語りたいテーマの話題を振る
相手の自己紹介文やコミュニティを見れば、「相手がどんな興味を持っている人物か」がわかります。正確には、「どんな興味を持っていると思われたいか」がわかります。プロフィールから話題を拾えば、「それには触れられたくなかった」という失敗は、ほとんど避けられるはずです。
答えやすい具体的な質問をする
プロフィールからテーマを拾ったら、次は答えやすい質問を考えます。知識を問うのではなく、相手の考えや好みを尋ねることがメッセージを盛り上げるコツです。相手がヨドバシカメラで働いているなら、「社長の名前はなんでしたっけ?」などと質問するより、「接客で楽しいと思うのはどんなときですか?」と質問した方が盛り上がります。
感心や共感したことは言葉にする
相手の発言に共感したり、感心したときは、それを言葉にして伝えることが大切です。会話を続けるために質問をするのでは本末転倒です。相手のなかに面白いところ、尊敬できるところを探しながらメッセージ交換をすることが大切です。
質問をするときに自己アピールする
質問をして、共感や感心をするだけなら、誰でも同じことができます。それで満足をする相手もいますが、「ロボットみたいで物足りない」と思われることもあります。ですので、質問をするときに、「ちなみに私は〇〇です」と自分も質問に答えて見せることをおすすめします。これにより、相手は質問に答えやすくなりますし、自己アピールにもなります。
できないことは最初に断っておく
「忙しくて返信が遅いけれど、興味がないわけじゃありません」「絵文字や顔文字が苦手だから使わないけれど、怒っているわけではありません」と断っておくことで、余計な誤解を避けることができます。できないことがあるなら、事後ではなく、あらかじめ断っておいた方が好印象です。
温度差のない返信を心がける
「長文に対して一言のメッセージを返す」など温度差のあるやりとりはお互いに苦痛です。「1日おきにメッセージを送る相手に5分で返信する」「丁寧な敬語を使う相手にタメ口を使う」「まだ警戒している相手を何度も食事に誘う」といった例があります。相手の気持ちを想像して、それに合わせることが大切です。
メッセージ交換の例
最後にマナーを守ったメッセージ交換の例を紹介します。相手の関心度や性格や興味によってメッセージは変わりますが、使えそうな部分があれば参考にしてみてください。
健太といいます。「嫌いな相手でも正しいときは認められる人間でいたい」と自己紹介文に書いてあったのを読んで、素敵な方だなと思い、いいね!しました。いつからそんなふうに考えられるようになったのですか?
よろしくお願いします!
自己紹介文が丁寧に書かれていて、誠実な方だなと思いました。
そういうふうに考えたのは、えーと、いつからでしょう?学生のときにたくさん読書をして、好きなものだけ読んでいるのは損だ、と思ったのは覚えています。
僕は小説よりも、エッセイとか科学の本をよく読みます。「メールはなぜ届くのか」というような本です。
早織さんも読書をされるんですね!文章が上手だなと思ったので、納得です。
どんな本を読まれますか?
古いですけど、森鴎外とかが好きです!
まとめ
Pairsでメッセージ交換を続けるコツをまとめると次のようになります。
- 読みやすく返信しやすい内容が好まれる
- 敬語や挨拶などの最低限のマナーは守る
- いいね!した納得できる理由を初回に書く
- 返信頻度や文章量は相手に合わせる
- プロフィールを読み返して見落としをなくす
- 本当に興味がある内容を具体的に質問する
- 共感や感心したことは言葉にして伝える
Pairsはたくさんの会員が利用していますが、メッセージは常に1対1で行われます。他の会員と混同したり、質問が重複するような失礼な言動は、ブロックされて当然です。ネットで知らない相手とやりとりをするとき、「自分が安全な人物だと示すこと」「誤解を与えない表現を選ぶこと」は重要ですが、「相手が自分にとって特別であること」と伝えることも重要です。
本記事では、Pairsでメッセージ交換を続けるコツを紹介しました。「初回のメッセージの返信率が悪い」「いつも途中で音信不通になる」という方は参考にしてみてください。